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全ての人の子育てにやさしい羽村を目指して!「ノーバディーズ・パーフェクト」を通して保育士が伝えたい想い

  • 金子 知子(市民記者:ともちゃん)

念願の赤ちゃんを授かったけれど、子育てって本当に大変!ほとんどの人が、1人目の子どもを育てあげるまで知らなかったことだらけ。泣いてばかりの赤ちゃんを前にどうしていいか分からず、ネットの情報に頼ったりすることもしばしば。イヤイヤ期には、あれもイヤ、これもイヤイヤ、そんな子どもにウンザリしてしまい、自分を責めたり自信をなくしたり…。そんな風に必死に頑張っているお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。

そんなお父さんお母さんを支援するため、玉水保育園が毎年開催しているのが「ノーバディーズ・パーフェクト 完璧な親なんていない ~みつけよう 自分に合った子育ての仕方~」です。玉水保育園の保育士であり、20年以上の保育経験を持つ秋山和代さんと川村昌代さんにお話を伺いました。

玉川兄弟で有名な玉川上水の起点「羽村堰」のほとりにあり、美しい水や豊かな緑に囲まれた玉水保育園
春、チューリップ畑と玉水保育園の子どもたち

ノーバディーズ・パーフェクトとは?

ノーバディーズ・パーフェクトはカナダが発祥のプログラムで、雪深い地方で家にこもりきりで孤立する一人親や若い母親などを支援するために作られ、その後、対象を広げて普及してきたそう。

川村昌代さん(左)と、秋山和代さん(右)

秋山さん 臨床心理士の三沢直子さんが、子育ての経験もなく赤ちゃんを見た事が無いまま親になる人が、当たり前のように子育ての完璧さを求められる社会の現状を危惧し、ノーバディーズ・パーフェクトの普及に尽力されていることを「はむら保育展」の講演会で知りました。このことをきっかけに、玉水保育園でもやってみようということになり、私と川村さんがファシリテーターの資格を取得しました。

玉水保育園でのノーバディーズ・パーフェクトは、小さな子どもを持つ親10人がグループになり、週に1回2時間程度集まります。それぞれの悩みを共有したり、解決するためのプロセスを身に付けたりするために、楽しくリラックスして話し合ったりテキストを使ったりしながら、全6回のプログラムの中で自分に合った子育ての方法を見つけていきます。

参加者の主体性を尊重しているため、まずは自分たちでルールを作ります。「遅刻をしない」「否定しない」などの基本的なものの他にも、「できる範囲のおしゃれをしてこよう!」なんていう素敵なルールも考えて、初対面でも、参加者の距離が一気に縮まることもあるそう。そして、ルールは柔軟に、途中で変更しても大丈夫。

秋山さん 私たちが気を付けているのは、ファシリテーターが一方的に指導するのではなく、参加者が話したいことを話し合える環境を作ることです。特に、お互いの価値観を尊重しあえるよう、思い込みが無いか探りながら多様性を尊重する立場で進めています。

保育園だからこそ、安心して子どもを預けて参加してほしい

保育園ならではの大きな特徴は、子どもの託児を保育士が担当することです。

川村さん 子どもと離れて自分自身を見つめ直す時間を持つという事に加えて、保育園で開催する利点を生かし、保育士が持つ子育てのスキルを伝えたいという想いもあります。経験豊富なベテラン保育士が手厚く温かく接するので、親も子も安心して過ごすことができますよ。そのためか、回を重ねるごとに参加するお母さんたちの表情がどんどん明るくなっていくのが分かります

リラックスして笑顔も見える第8回ノーバディーズ・パーフェクトの様子

また、過去にはお父さんのためのプログラムを開催したこともあるとか。

秋山さん 問題解決のために取る手段が、お父さんとお母さんではまったく違って、でもそれが面白くてとても勉強になりました。色々な考え方や方法があることを認めて、その違いを良い方に持っていくことが大切だと感じました。また、最初に旦那さんが参加して、良かったからと奥さんに薦めてくださり、夫婦で受講してくださった方もいます。家でも、みんなで話し合った問題解決のためのサイクルが活かされたら嬉しいですね。

地域で、みんなで、子育てにやさしいまち、羽村を目指して

玉水保育園で開催しているタッチケアの様子

川村さん オムツのおしっこサインを見て、赤ちゃんのおしっこは青いと思ったというママの話もあるくらい、赤ちゃんや子育てについての知識が無いまま親になる人が増えています。ひとりで不安を抱えながら子育てをしているお母さん、まずは一緒にお茶でも飲みながら、お話しませんか。同じ立場のお母さんたちと、悩みや情報を共有して一緒に解決しましょう。そんな想いでノーバディーズ・パーフェクトを開催しています。安心して子どもを預けて参加してください。ファシリテーター以外にも、保育園のスタッフもお待ちしています。

秋山さん 昔は大きなコミュニティの中で、大人も子どもも、大きい子も小さい子も、犬も猫もみんな一緒に育ち、たくさんの価値観を学ぶ機会がありました。そんな環境が理想的ですね。羽村ならではの魅力は、自然の豊かさと人と人とのつながりというように感じます。微力ながら、全ての人の子育てに優しい羽村を目指したいと思います。

玉水保育園のそばの多摩川にて親子でマスのつかみ取り。父母OB会が主体となって開催しているそう

親が子どもと離れて自分を見つめ、不完全な自分を受け入れたり子どもを育てる親同士が気持ちや経験を共有したりする事ができる場所。そして、社会が求める完璧な親・完璧な子ども・完璧な子育てという呪縛から解放され、肩の力を抜いて自分らしく子育てを楽しむための気付きを提供してくれる時間。玉水保育園でのノーバディーズ・パーフェクトは、単なる託児の場としての保育園、仕事としての保育士ではなく、人間としての温かさや子どもたちを想う優しさに溢れていました。

地域と連携した子育ての輪。現代人には「おせっかい」に感じられるようなことも、子どもたちを思えばこそ、必要な事は言い合える信頼関係。羽村市には、まだまだこんなに素晴らしい子育ての環境があります。

玉水保育園では、毎年10月にノーバディーズ・パーフェクトを開催しています。
羽村市内では他にも、羽村市子ども家庭支援センターが羽村まつの木保育園・まつぼっくり保育園との共催で開催しています。

INFORMATION

玉水保育園
住所 羽村市羽東3-21-12
連絡先 042-554-2003
ウェブサイト http://www.ans.co.jp/n/tamamizu/

羽村市子ども家庭支援センター(羽村市役所内)
住所 羽村市緑ヶ丘5-2-1
連絡先 042-555-1111 内線266~269
ウェブサイト http://www.city.hamura.tokyo.jp/0000009385.html

川村さんの羽村市おすすめスポット

桜づつみ公園(大正土手)

住所 羽村市羽中4丁目9番先
おすすめ理由
春は桜、秋は曼珠沙華と季節感が感じられ、よく行く大好きな場所です。

秋山さんの羽村市おすすめスポット

羽村橋

住所 羽村市玉川1丁目
おすすめ理由
羽村橋から玉川上水を眺める風景が素敵です。四季の彩りに加え、水の美しさに心が洗われる場所です。

金子 知子(ともちゃん)

楽器技術者。同じく楽器技術者の旦那さまと共に、子どもたちとお酒と平和をこよなく愛する3児の母。
2013年に杉並区から羽村市に移住。